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仕事を断った相手にジョブズが放った意外な一言 傲慢で短気なジョブズが部下に慕われていた訳

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厳格なリーダーの下で何か新しいことをしたり、与えられた職務を超えたことをしたりするのはリスクが大きすぎる。たとえ期待を上回る結果を出しても、期待と違うことをすれば罰を受けるからだ。

ここまで読んで、「それではスティーブ・ジョブズはどうなんだ?」と思った人もいるかもしれない。ジョブズはときにかなり厳格なリーダーになり、傲慢、高圧的、短気といった態度でも知られている。そんな彼が、20世紀でもっとも持続的な革新性を実現した企業を生み出したのだ。

チームの能力を引き出したジョブズ

しかし著者たちは、ジョブズは厳格だから成功したとは考えていない。ジョブズがもっとも力を発揮するのは、高い基準と、チームの能力への絶対的な献身を組み合わせたときだ。チームはジョブズにエンパワーされ、その結果として数々の超人的なタスクを達成してきた。

ジョブズはチームを信頼し、そしてチームは完全な忠誠でその信頼に応える。テック業界の人材獲得競争がもっとも激しくなっても、アップル社員はジョブズに忠実だった。初代マッキントッシュの開発チームで幹部を務めたデビ・コールマンの言葉は、ジョブズの部下たちの多くが感じていたことを代弁しているだろう。

「彼と一緒に仕事ができた自分は、世界一幸運な人間だと思っています」

著者たちがもっとも気に入っているジョブズの逸話を紹介しよう。ウォルター・アイザックソンによるジョブズの伝記で紹介されていた話だ。

初代iPhoneの開発中、ジョブズはぴったりのガラスを探していた。ジョブズの考えでは、コーニングという会社ならまさに理想通りのガラスを製造することができる。ジョブズは飛行機に乗り、コーニングCEOのウェンデル・ウィークスに会いに行った。

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【拒否したウィークスにジョブズがいった一言】

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