「親の助言で生きてきた」受験生が直面する問題 海外大に進むべきか、悩む高校生にアドバイス

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大事なのは、成功したか失敗したか、ではなく、その経験から何を学んだか、です。

学びが多ければ多いほど、そして深ければ深いほど、その後の人生においてより有益な判断を下せるようになります。そしてそういった過程を「大人になる」というのです。

責任のある大人というのは、何もたんに年齢がいっているヒトというだけではないのです。

そうではなく、責任のある大人、または本来の意味での社会人というのは、人生における経験を通じて、自分なりの、そして自分オリジナルの志や柱、信条、考え方や他人との接し方などを身につけ、自分のための人生を生きているヒトのことをいうのです。

そういった生き方をしていれば、「たんに歳をとる」のではなく、「歳を重ねて」よりよい人生を生きることができるようになります。

失敗をすることは、大人になるための道

失敗を恐れて、人生においてより簡単な選択肢のみを選んで生きてきた場合や、自分の柱がなく、他人任せの人生を生きてきた場合では、取り返しのつかない年齢になってから失敗してしまったり、困難に直面するという、ロクなことになりかねません。

人生において大きな決断も挑戦もしたことがない、ということでしょうから、より手遅れの状態になってしまうのです。

簡単な例で申し上げますと、仮に学部選びを間違えたとか、最初に入った会社がどうも自分に合わなかったという場合は、すぐに違う選択肢に切り替えることができます。

一方で、何か違うと違和感を感じながらも、ずるずると例えば40半ばまで来てしまった場合には、取り返すための具体的な選択肢が複数あるかというと、恐らく現実はそんなにやさしくはないでしょう。

若い、ということは失敗することも可能だし、間違えることも可能です。もっというと失敗する権利もあるし、間違える権利もあるのです。

なぜならば、そういった経験を通じて学び、より賢くなるというのは、誰もが通る大人になるための道だからです。

ですから、IKさんがまず問うべきは、「自分は決断を下すにあたって、十分な情報や知識を持っているか」であり、やるべきことは「失敗を恐れずに自分が現時点において正しいと思う道を進む」ということです。

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