2週間の"ガチ訓練"で「予備自衛官」になってみた 26年「外資系金融」勤務からの挑戦…驚きの発見

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予備自衛官とは、普段は日常生活を送りながら、いざというときには常備自衛官と同様の身分となり、第一線部隊が出動した際の駐屯地の警備や、通訳・補給などの後方支援の任務などにつく仕事だ。

まず「予備自衛官補」になる必要がある

予備自衛官になるためには、まず「予備自衛官補」になる必要がある。

「予備自衛官補」とは聞きなれないが、自衛隊未体験の一般人が、予備自衛官になる前に教育訓練を受けるステージだ。

私のようなアラフィフかつ素人でも、53〜55歳未満かつ防衛に役立つ技能を持つ人であれば、予備自衛官補の試験を受け、5日間の招集訓練を2回修了すると、「補」がとれて「予備自衛官」になれる

コロナ禍でやや時間がかかったものの、おととしの春に試験合格し、昨年1月に計10日間の訓練を修了、そして晴れて「予備2等陸曹」に任用された。

訓練で大変お世話になった我々の教育係である班長は、隊歴20年で階級は2曹。「予備」が付くとはいえ、その班長と同じ階級をわずか80時間の訓練で頂いてしまうのは正直やや畏れ多い

自衛隊未体験者でも予備自衛官補の試験に合格すれば予備自衛官になれるうえ、技能公募であれば53~55歳未満まで門戸が開かれている (出典:防衛省HP https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/pdf/p/R3yobijip.pdf)

「予備自衛官って平時は民間にいて、招集されたときだけ自衛官になるパートタイムジョブみたいなもので、たいした責任はないのでは?」と思われるかもしれないが、じつは「2つの大きな義務」がある

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