「東京で売れたい」"沖縄お笑い芸人"の大逆転人生 「O-1グランプリ」チャンピオン、首里のすけ物語

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「才能✕努力」が結果を導くものだと考える首里のすけにとって、「自分の才能を生かせるのは、もうお笑いの道しかない」と心に決める。

ここから首里のすけの「大逆転人生」が始まるが、その道のりは決して順風満帆ではなかった

アマチュアでは敵なしだったが…

地元の国立琉球大学に進学し、後輩を誘ってトリオ「ちゃりんこ」を結成し、素人のお笑いの登竜門「フレッシュお笑い選手権大会」で優勝

次に、今の相方「しん」を交えて「股下三兄弟」を結成し、「O-1グランプリ」ではアマチュアで2年連続決勝(2年目は「しんとすけ」)に進むなどアマチュアでは敵なしで、野球少年時代とうって変わって、まさにこの世の春を謳歌する。

「『沖縄よしもとの一期生として入ってくれ』とスカウトが来たり、オリジンからも話がきたり、フレッシュお笑い選手権大会主催のFECは当然うちに来るもんだと、数社の芸能事務所からオファーがありました。このとき、『野球がうまくて推薦が来るやつって、こういう気持ちになるんだなぁ』と思ったものです」

首里のすけはライブを観て一番面白かったオリジンに所属を決め、「3年たったら東京行きますので」と意気揚々と豪語し、「『ガレッジセール』『スリムクラブ』に続く全国スターは俺たちだ」と信じて疑わなかった

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