CoCo壱番屋の「メニュー表」に見る客単価向上の妙 トッピングを嫌味なく、しかし粘り強く提案
ここは小さなページにすることで、メインページのインパクトを損ねないような配慮をしつつも、畳まなければほかのページを見ていてもつねに開きっぱなしになるので、少量トッピングやサラダの追加注文を誘ってくるという仕掛けだ。
また、最後のページは上部に突き出るような裁断がなされている。この突き出た部分には、ライスの量、辛さ、甘さの表が記載されており、どのページからでも見ることができるようになっている。CoCo壱番屋ではオーダー時に必ずライスの量を聞かれるが、その際にグラム数に応じた追加価格がここで確認できる。
そして、先ほどの単一トッピングメニューページの谷には、セットメニューやトッピングについて書かれた小さなページが接着されている。
1ページ目の複雑なラインナップはスルーして、シンプルに「カツカレーを食べたい」と思ってページをめくったお客様に対し、「さらにトッピングできますよ! サラダやドリンクもセットにできますよ!」と粘り強くアピールしてくるのがこのページの役割だ。
オーダーをスムーズに、かつ客単価も高める工夫
ここからわかるのは、CoCo壱番屋のオーダー方法には大きく2つのスタイルがあるということだ。
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