「お洒落な人は犬派に多い」猫好きが知らない真実 定点調査で検証「犬派」「猫派」意識と行動の違い

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今回、犬派と猫派の違いを調べるために使用したのは、博報堂オリジナルの調査データベース「HABIT/ex」の2020年調査です(調査概要は文末に記載)。

調査対象者の中から、「犬を飼っている」「猫を飼っている」と回答した20~69歳のデータを抽出。両者を比較していきます。そのため、犬派=犬を飼っている人であり、どんなに犬愛が深くても飼っていない人の回答は集計に入りません。同様に、猫派=猫を飼っている人のデータとなります。なお、犬・猫両方を飼っている人はそれぞれに含まれています。

また、今回は犬派・猫派の“女性”に話を絞りたいと思います。理由は2つあります。

1つは、男女の性差から生じる差を除いて、純粋に犬派・猫派の差を見るため。もう1つは、生活総研では毎月「来月の消費予報」調査を実施しており、翌月に「モノを買いたい」「サービスを利用したい」という欲求が100点満点で何点か尋ねているのですが、聴取を開始した2012年5月から2021年10月までの全114回のうち、113回は女性の消費意欲が男性を上回っているため。

つまり、女性のほうが消費に積極的で、動きやすいターゲットと考えられるからです(もちろん、必要に応じて犬派男子・猫派男子のデータについても触れます)。

念のためにお断りしておきたいのは、両者の数値の高い・低いは、どちらが良い・悪いという話ではありません。ただ違いがあるというだけです。どうか気楽にお読みいただければ幸いです。

犬派と猫派では、経済状況に大きな差が出る

それでは、犬派女子と猫派女子、その意識と行動の違いを見ていきましょう!

まずは、「かわいがっているペットがいる」という質問に「はい」と答えた人の割合から見てみます。

犬派女子:85.0%猫派女子:90.%と、ともに非常に高い数値となっています。これは、犬派男子:73.9%猫派男子:75.0%を含めても圧倒的に高く、文字通り猫かわいがりしている溺愛ぶりがうかがえます(数値が100%でないのは、ご自身ではなくご家族が飼っているという方がいらっしゃるからだと推察されます)。

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