次に、下の表をご覧ください。上2つの設問は解決を進めるべき社会の問題や課題について尋ねたものです。他にも「日本の経済成長」「年金や健康保険の制度」「世界中の核兵器廃絶」など、問題・課題を全部で18個挙げているのですが、うち16個については猫派女子が犬派女子を上回っていました。
さらに、犬派男子・猫派男子も含め4層で最も高い数値になった項目は15に上ります。「無理に頑張らなくても生きられる社会」をかなえたいのがなんとも猫派女子らしいですが(笑)、さまざまな社会問題・課題について解決を望んでもいるのです。加えて、共助意識が高いこと、「法律に違反した行為をしない」「差別しない」などモラルが高いことも特徴となっています。
犬派・猫派でアプローチの仕方を変える
以上、犬派女子と猫派女子について、具体的なデータを交えて大きく5つの違いをご覧いただきました。予想通りの違いもあれば、意外な違いもあったかと思います。
犬を飼っている・猫を飼っている人口は多く、それだけでペット関連市場は一大市場なわけですが、犬派・猫派の違いに注目して、潜在的なイヌノミクス・ネコノミクスを掘り起こすことはできないものでしょうか。
直接的なペット商品だけでなく、犬派女子が徹底的に無駄を省いた生活を送るためのサービスや、猫派女子の力を借りて社会課題を解決するプロジェクト。アイドルグループだって犬派ユニットと猫派ユニットに分ければ、その心持ちを反映した歌詞、楽曲は違うものになるし、おのずとプロモーションも違うものになるのでしょう。
すべてのものごとを犬派・猫派というフィルターを通して見れば、いつもと違う角度からアイデアも湧きそうです。
と風呂敷を広げてしまいますが、まずは雑談のネタとして頭の片隅に置いていただければ幸いです。コロナ禍、テレワークでは気軽なおしゃべりがしづらい環境だと思いますが、みなさんいい雑談ができますように。
東京50キロメートル圏・関西エリア 12~74歳 男女 7478人(2020年)
訪問による調査対象者説得、電子調査票による調査
※なお、本記事における犬派女子は510人、猫派女子は296人が対象
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