なぜ日本人は年末に「お笑い」「紅白」「格闘技」を見る?
皆さん、年末になりましたが、今年はどのような一年だったでしょうか?
今年はロシアがウクライナに侵攻したり、世界中で有名な人がたくさん亡くなったり、わが人生の集大成『そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか。』が発売されたりと、激動の一年だったわけだが、年末くらいはいろんな仕事を忘れて、友人や家族と、ないしはひとりでリラックスしたいものである。
ただ、日本の年末には「外部の視点」で見て初めて気づく、いくつかの特徴があることをご存じだろうか。
たとえばその一例は、ズバリ、日本人は「お決まりの行事」が大好きだということだ。
お笑いの「M-1グランプリ」、歌謡の「NHK紅白歌合戦」、そしていつからか定番になった「格闘技特番」がなければ年が終わった気がしないのは、私だけだろうか。
この3つのジャンルが「年末恒例のテレビ番組」になっている国も、日本を除いてそうはないのである。
ちなみに韓国は「お笑い番組」が日本に比べ極端に少なく、「紅白歌合戦」に類するものもなければ、「格闘技市場」も日本ほど大きくない。そもそも韓国は香港やシンガポール、中国などと同様、「旧暦の正月」のほうを盛大に祝うので、年末年始は結構あっさり終わるのだ。
なお旧暦を「チャイニーズ・ニューイヤー」と呼ぶが、中華系以外の国の人には「ルナ・ニューイヤー(旧暦の正月)」と呼ぶほうが安全だというのは、グローバルな視点を持ちたいビジネスパーソンが知っておきたい豆知識である。
以下では本年最後のコラムとして、年末年始、家族で過ごす時間が増えることでバレてしまう「家庭で大迷惑な人の2大NG」は、どのようなものなのか? さっそく紹介していこう。
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