「日韓関係は、戦後最も冷え込んでいる」は本当?
みなさん、すっかり肌寒くなってまいりましたが、いかがお過ごしですか?
「冷え込んでいる」と言えば最近の天気と世界経済動向、そして日韓関係というのがすぐ思い浮かぶ。
最近は「徴用工問題の原告への支払いを韓国の財団に肩代わりさせよう」というプランが取り沙汰されつつも、「戦後最も冷え込んでいる」とされる日韓関係だが、はたして本当にそうだろうか?
見方を変えれば実際のところ、「史上空前の活発な交流」が行われているとも言える。新刊『そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか。』は有難いことに多くの大学の図書館でもお求めいただいており、なかには大学で「授業の課題図書」に指定していただいたケースまである。
そして、次代を担うZ世代の方々から多くの感想文が送られてきているのだが、総じて「私の親の世代は韓国に反発している人が多いのですが、正直、私の世代は悪い感情など抱いておりません」「貧しいころの韓国を知らず、『流行の最先端の国』というイメージが強いです」などのお便りを拝受している。
本コラムでは、両国の対立をあおるメディアや一部の人も多い中で、関係改善の希望を確かに抱かせてくれる「ポジティブな兆候」に焦点をあててみたい。
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