「夜」自分の時間がなかなか作れない人の原因3つ 自分の時間は「朝→夜→昼」の順に作りやすい

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ここで重要なポイントは、現状を見るだけでなく、理想の夜の過ごし方もしっかりイメージすることです。

「こうなったら最高だ!」という夜と、そうじゃない現状。その両方を見つめると、ギャップをどうしたらなくせるかを考えられるようになります。現状を「仕方ない」「そういうものだ」と固定して考えずに、思考の枠を取り払ってみましょう。

思考の枠を取り払う際にカギとなるのが、「Have to」と「Want」です。夜の時間は、仕事の進め方や家族の生活スタイルに密接に関わります。

夜に自分の時間が取れなかったり、早く寝たいのに眠れなかったりする場合、自分の心からの願いと家族の願いが同化してしまいがちだと私は考えています。

「お先に寝ます!」「ごはんは温めてね」でOK

例えば、残業で夜遅いパートナーが家に帰って食事をするからと、本当は先にサッサと寝たいのに待っている。その結果睡眠不足になったり、リベンジ夜ふかし(日中自分の時間が取れなかった腹いせのように、夜時間が自由になったときに夜ふかしをすること)をしてしまう場合、起きていたい(Want)のではなく、仕方なく起きている(Have to)可能性もあります。

残業で遅い家族を待っていて早く寝られないという方は、「会話タイムは夜につくらないと」「食事をつくってあげないと」などの思い込みがあるのかもしれません。

でも、夜、全然帰ってこない家族にイライラした状態より、朝、自分の時間をつくってからご機嫌な状態で話したほうが、建設的な話ができるかもしれません。「お先に寝ます!」「ごはんは温めてね」に罪悪感を持つ必要はありません。それで自分の機嫌が安定するなら、それでもOK! そう割り切ってみてはいかがでしょうか。

もちろん、さまざまな事情でそうせざるを得ない場合もありますし、パートナーの帰宅を心から楽しみに待っている場合は別ですが、自分は本当はどう感じているか、どんな夜時間なら最高かを遠慮せずに自由に書いてみましょう(誰に見せるわけでもありません)。ゼッタイに自分に嘘をつかないことが理想と現実を知るうえで大切です。

また、書きやすいのは現状→理想の順番ですが、ここでは理想→現状の順番で書いていきましょう。現状→理想の順番だと、現状に引っ張られて、「せいぜい、こんなもの」という時間の使い方しか書けなくなってしまうからです。

改善ポイントを浮かび上がらせるには、理想→現状の順でイメージしましょう。

もしかしたら、現実を書いてがっかりしてしまうかもしれません。「なんで私、こんなに理想と真逆なことをやってるんだろう」と落ち込むかもしれません。

でも、できないということは伸びしろがあるということです。まずは現実を直視し、理想に近づけていきましょう。

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