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キャリア・教育 #部下・後輩・年下との話し方

部下には本音を求めず「ドライな関係」がいい理由 部下と距離を縮めたいときのとっておきの秘策

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ある特定の部下・後輩・年下に目をかけて、第三者に紹介する場面で、「かわいがっている」「お気に入り」といった言葉を使う人がいます。

子飼いの忠実な部下を紹介したい、魅力的な後輩と仲がいいことをアピールしたい、「早くから目をつけていた」と見る目を誇りたい……。ですが、それは不正解です。

「ひいきされてうれしい!」と素直に喜んでくれればいいのですが、「まるで所有物のように紹介された……」と複雑な気持ちになる相手もいます。確かに「お気に入り」だの「買ってる」だのは、実に「上から目線」な、気持ちの悪い言葉です。

また、あからさまに「お気に入り」感を出すと、「えこひいきだ」「ずるい」と周囲からやっかまれ、かえって相手に迷惑がかかることもあります。周りが見えているオトナであればしない行為です。

相手の自尊心を傷つける可能性からも、「特定の人をひいきすべきではない」という組織の原則からも、こうした「寵愛してます」アピールは避けるべきなのです。

「尊敬してる」は便利ワード

とはいえ、人の好き・嫌い、気が合う・合わないは、当然あります。そういう感情をまったくゼロにするのは現実的ではありませんし、心の中で思うだけでなく、第三者に言いたいときもあるはず。

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部下・後輩・年下を第三者に紹介するときは、「上から目線」を排して、「同じ目線」、なんなら「下から目線」を意識するのが正解です。

「彼は人の話を引き出すのがうまいから、常々、尊敬してるんだよね」

「○○くんには、いつも助けてもらってる」

「■■は前からいい評判を聞いてたなー」

これであれば、「一方的にかわいがっている」というべたっとしたニュアンスがなくなり、言われた当人も悪い気がしない。本人も「謙虚で率直な人」と株を上げ、周囲も「えこひいき」と感じない……。

関係者みんなが得をする紹介のしかたは、ちょっとした言葉選びで実現できるのです。

ポイント:「お気に入り」は気持ち悪いが「尊敬」は気持ちいい

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