「クオリティ上げて」上司の曖昧指示への超対処法 「分解思考」で仕事はもっとスムーズになる
曖昧な基準を要素分解する
上司から仕事の「クオリティを上げてほしい」という要望が出ることがあるかもしれません。しかし、「クオリティ」と言われても、さまざまな基準がありそうなので、まずは「クオリティ」を分解します。
例えば、企画書のクオリティの話を小さく分けてみましょう。
分けてみると大きくは「デザイン」と「内容」でクオリティが決まりそうです。上司が「内容」を指摘しているのに「デザイン」を変更することで解決しようとしていたのでは永遠に上司のOKをもらえることはできません。ならば上司が最初から「内容」だと指摘をすればいいのに……と思うかもしれませんが、もしかしたら上司はクオリティといえば「内容」と思い、それ以外を思いついていない可能性もあります。
指示された時点で即座に「クオリティっていろいろあると思いますが、例えばデザインと内容、どちらが修正のイメージに近いですか?」と聞いて無駄な時間をなくすのがいいでしょう。
ちなみに、分解の目のつけどころとしては、こんなところを見ていくとよいのではないでしょうか。
●売り上げ=客単価×顧客数
顧客数=顧客リストにある顧客の総数×アポイントがとれた率(%)×成約率(%)
→アイデアを増やすためには、さまざまなものをかけてみる
●駄菓子屋さんで売るアイス×駄菓子屋さんではコーンポタージュ味が人気=コーンポタージュ味のアイス
→抽象的なものは具体的にしてみると考えやすい(具体的にする方向での分解)
→それを実現するために必要な要素やプロセスを考えてみる(方法の分解)


















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