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「数学って役立ちます?」東大生がMBA教授に質問 「仕事ですごく使います、安心してください」

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  • 嶋田 毅 グロービス経営大学院教員、グロービス出版局長
  • 西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当
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西岡:基礎は、多くの人が「自分はできる」と思っていますが、「わかる」と「できる」は違うという問題もありますね。「できる」ようになるためには「くり返しが大切」というのは、実感としてよくわかります。

数学を学ぶビジネス上の目的を持つ

嶋田:特にビジネスにおいては、数学はツールであり、目的ではありません。こういう場面で数学を知っていると得をするよ、というものです。

ですから、学ぶことを目的化するのではなく、「どんなときに数学を使えるか」というセンスを磨いていくだけでも、ずいぶん変わるだろうと思います。

西岡 壱誠(にしおか いっせい)/現役東大生・ドラゴン桜2編集担当。1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった(撮影:尾形文繁)

西岡:たしかに、目的は大事ですね。嶋田さんの本は、目的ベースで書かれていると感じます。

嶋田:数学を使って、どういうシーンでどんなことができるのか、難易度の低いものから高いものまで書きました。投資の話、株の話なども入れています。

何かしらの問題意識があると、人間は勉強したくなるものです。多くの人の勉強する動機は、学生なら入試ですが、社会人なら危機感だと思います。このぐらいは知っておかないとまずいぞ、というものですね。そしてもう1つは、しっかり勉強すれば明るい未来がある、というものです。

数学のための数学ではなく、これがわかるとどんなによいことがあり、わからないと何がまずいのかを知っていただくだけでも、ずいぶん違うだろうと思います。

西岡:ビジネスの世界においては、数字、数学が必須だという事実を認識したほうがいいですね。数字や数学に対する感度が低いと、それ自体に気づけません。

トランプゲームにも麻雀にも数学が隠れていますが、それと同じように、来年の売上はどうかというところにも数学が隠れています。

嶋田:そうですね、ビジネスでは、数字を読む、数字を使って分析するというシーンは山のようにありますから、数学の基本ができていないと、的を外した結果になってしまいます。基礎的であっても、数学を知っておくとできることが広がっていきます。

(構成:泉美木蘭)

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