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やる気ある社員の心折らない「女性活躍」の裏事情 自由を失ったリーダーだから気づく「母の苦悩」

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  • 河野 奈保 楽天グループ副社長執行役員CMO(チーフマーケティングオフィサー)
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復帰後のポジションについても所属部署の人事担当者と連絡を取り合い、サポートを行っています。

安心して戻れる環境がありますから1年のブランクがあることを不安に思う社員は少なく、「しっかり子育てに時間をあてて、保育園の準備ができたら戻ります」という女性がとても多いですね。

産休からの復帰率は9割を超えており、すでに3回産休をとった社員もいます。「子どもを育てるなら、転職しないほうがいい」と言えるほどサポートは充実していると思います。

仕事も子育ても社会貢献とする社会に

──数少ない女性リーダーとして、今後についてお聞かせください。

子どもは3歳になりましたが、0歳児と3歳児とでは保育園で親と別れるときの理解度や感情も違います。今後は両立のやり方も変えなければいけないと思っています。

今は幼稚園を探していますが、開園時間はたいてい9時から13時半ぐらいまでです。時間外の預かり保育をお願いできるところは少なく、またお迎えのルールなども厳しくて、働く女性には条件が合いにくいのです。加えて、春休みや夏休みなどの問題もあります。

私は実母が他界していますから手伝ってもらうこともできません。夫と2人で頑張っていますが、今後は思うようにできないこともありそうです。

日本は「女性登用」「ダイバーシティー」と掲げてはいますが、いまだに女性がぶつかる壁が多いと感じています。日本のルールの多くは遅れていると思いますので、そのルールづくりに女性が参加できる環境が必要だと思います。

子育ても仕事もどちらも社会貢献だと思っていますから、悔しいかぎりです。私自身、企業の一員としてどうにかあがいて変えていこうとは思いますが、もちろん個人では限界があります。

会社を変えるだけではダメで、その会社がもっと社会に広く受け入れられるようにしていかなければなりません。今後は、楽天グループの発信することを社会のみなさんにもっとポジティブに受け入れていただけるように、そして、そこから働きやすさを実現できるように取り組んでいきたいと思っています。

(構成:泉美木蘭)

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