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やる気ある社員の心折らない「女性活躍」の裏事情 自由を失ったリーダーだから気づく「母の苦悩」

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  • 河野 奈保 楽天グループ副社長執行役員CMO(チーフマーケティングオフィサー)
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楽天本社内には託児所「楽天ゴールデンキッズ」があります。生後8週から子どもを預けることができますから、私は産後6週で復帰し、子どもは生後8週で入園しました。

よく「子どもと離れるとかわいそうだ」と言われることもありますが、私にとってはこれでよかったと思っています。

というのは、仕事のなかで「私はこうしたい」「この会社はこうすべきだ」という視点で意思表示をすることが、育児をするうえでも大事だと考えているからです。私という視点があるからこそ、仕事から離れて子どもを前にすると「この子はどうしたいの?」と、完全に視点を切り替えられるのです。

確かに、ずっと子どもと一緒にいるということは子どもに対する絶対的な愛情の証しだと思います。一方で、自分の人生を押し殺して子どものために生きることで、自分というものがわからなくなってしまう女性もいらっしゃいます。今のお母さんたちはそこが本当に大変なところだと思うのです。

私はずっと仕事をしてきたので、産休5、6週目ごろには「私だけの人生はもう終わったんだ。この子の人生がはじまったんだ」と考えるようになりました。自分だけの自由な時間はなくなったと感じ、自分のやりたいことや目標を見失いそうになったのです。

ですから私にとっては、むしろすぐに仕事に復帰して育児と両立するほうがウェルビーイングなのです。

「会社にいる私」という人生と「子どもといる母親」としての人生をスイッチして、両方に生きがいを感じていますから、私の場合は性格上、どちらか片方にしていたら精神的に不安定になってしまったでしょう。

もちろん、どちらがいいという話ではありません。人それぞれですから選択肢が多いほうが望ましいと思いますね。

すべての女性が心地よく働ける

──楽天グループの産休後の復帰体制について教えてください。

産休、育休で1年間離れているとどうしても浦島太郎状態になってしまいますよね。復帰前には説明会も開催しており、戻ってくる人にとっては会社が復帰を歓迎してくれていると感じられるようです。

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【まだまだ多い、女性がぶつかる壁】

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