また、弊社は組織開発を非常に重要視しています。コロナ以前は、パーティーをするカルチャーがありましたし、2人以上でランチに行く際は、会社がお金を補助するという制度を設けていました。
しかし、コロナが蔓延しはじめた2020年2月頃から、従業員の安全確保および社内外の感染被害防止のために、在宅勤務や会議のオンライン化を進めるとともに、出張や会食も禁止していきました。
2020年7月頃から、個人とチームの裁量に合わせてリモートか出社かを決めてもらうようになり、出社時間や出社頻度も選択できるようにするなど試行錯誤を繰り返し、最終的に「YOUR CHOICE」として打ち出すに至りました。
「あなたの選択」には「責任」が伴う
──働き方改革に難航する会社が多い中、御社が移行に成功した要因はなんでしょうか?
会社独自のカルチャーが、組織風土として醸成されているからだと考えます。
メルカリのバリューは、「Go Bold(大胆にやろう)」「Be a Pro(プロフェッショナルであれ)」「All for One(すべては成功のために)」の3つです。
このバリューにひも付けた具体的な行動指針が規定されており、リモートでも全員が強く意識しています。
個人的には、「YOUR FREEDOM」ではなく、「YOUR CHOICE」であるところがポイントだと考えています。
つまり、「選択」なのです。自分で選ぶのですから、そこには責任が伴います。そして、その責任は、「バリューを発揮できる環境であれば、いつどこで働いてもいい」というところに含意されているわけです。
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