「子どものウソ」に悩む親に伝えたい意外な真実 嘘や汚い言葉は泥棒の始まりではなく成長の証
「やさしく思いやりのある子に育ってほしい」と願う親は多いでしょう。しかし、その方法を知っている親は少ないのではないでしょうか。
「子どものわがままや意地悪な言動が気になる」「きょうだいゲンカが頻繁に起こる」「ネットやSNSとの関わり方はどうするのが正解か」「性教育やアダルトコンテンツについてどう話すか」など、子育てにまつわる問題にどう対処するのかは、子どもの人格形成にも大きく関わります。
『うちの子、このままで大丈夫?がスーッと消える 科学的に正しい子育ての新常識』では、科学ジャーナリストで一男一女の母であるメリンダ・ウェナー・モイヤー氏が、膨大な研究データをもとに子育ての悩みに答えながら、子どもをやさしく思いやりのある子に育てる方法を教えます。(※本稿では同書より一部を抜粋しお届けします。)
子どもが初めて汚い言葉を使った日
Q 子どもがうそをついたらどう対処するべき?
A 「正直さ」の重要性を話し合うチャンスです!
息子が初めてハイハイをしたとき、初めて歩いたとき、初めて「ママ」と言ったときの記憶はおぼろげです。けれども初めて汚い言葉を使ったときのことは、よく覚えています。
3歳になってすぐの頃です。息子は別の部屋にいて、おもちゃで遊んでいました。
何度やっても動物のフィギュアをうまくトラックに乗せられなくて腹が立ったのでしょう。こんな言葉が聞こえてきました──「チクショー、コンニャロー!」。私ははっとして動きを止めました。
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