「仕事相手にナメられる」女性に伝えたい"3戦略" 対等に扱われるために押さえたい3つの「し」
性別に限らず、年齢、肩書、学歴、所属している組織など、さまざまな要因によって相手を「軽く扱ってもいい」対象だと悪気なく思い込み、差別的な発言やふるまいをする人は残念ながら、決して少なくありません。
そういう無意識の偏見、アンコンシャスバイアスを強く持っている人は、つまり地位や名誉、属している組織といった「わかりやすいフラグ」に基づいて相手を判断する傾向があるということ。それゆえに相手にとって「自分よりも圧倒的に上位(もしくは下位)の立場だ」と認めざるを得ないフラグを持っている人に対しては、簡単に態度を変えます。
だから、肩書を持ったり圧倒的な実績を上げたり、その人にしかできない何かを成し遂げれば「尊敬すべき相手」として恭しく扱われるはずです。
ただ、誰もが知っている一部上場企業の社長になったり、数字でわかりやすく抜きん出た業績を上げて表彰されたりするのは、容易なことではありません。
自分がわかりやすいフラグを持っていなかったとしても、舐められにくい存在になるための技術を身につけておきたいところ。そもそも「舐められにくい人」になるにはどうしたらよいのでしょうか。
対等に扱われるための3つの「し」
なぜ女性が舐められやすいかというと、従来、女性には職務権限が少ない場合が多かったため、決済権も人事権もない、つまりお金も権力もないし影響力もない、と思いこまれているから、と筆者は考えています。
時間をかけて心を砕いて丁寧に関係性を築いたところで何のメリットもない。だからといってぞんざいに扱うのがよいことか、という議論はまた別として、少なくとも自分のリソースを割く相手としては不十分といったところなのでしょう。
とはいえ性別や年齢を問わず、今は地位や名誉やお金や権力がなくても、なぜか一目置かれ、目上の人にかわいがられて引き立てられる人もいます。
筆者が取材した「舐められない女性たち」は「いい関係をつくっておけばメリットがある」と思われ、対等に扱われるための3つの「し」、「姿勢・視点・支援」を身につけているように思います。
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