「仕事相手にナメられる」女性に伝えたい"3戦略" 対等に扱われるために押さえたい3つの「し」
「取引先は世界展開もしているし、コンプライアンスが厳しいことで有名な日本でも有数のメーカーさん。ご担当は40代の男性で、私と同世代です。私はもうマネージャーですし実績もありますが、こういう経験は1度や2度じゃないんです。うちの会社も社内ではすでにこういう発言はヤバい、という認識はあるから、“女だから”と言われることはさすがにないけど、社外の方、特にクライアントは平気で言いますよ。もしかしたらうちの会社の人も、外では言ってるのかもしれませんけど」
お客様なので先方にクレームを入れるわけにもいかず、Bさんのさらに上長に取りなしてもらうことや、最終的に担当を代わることさえあるそうです。
これまで仕事をする多くの女性たちに取材を重ねましたが、女性であるというだけで仕事でもプライベートでも「舐められてる!」と感じたことがある人がほとんどでした。
筆者自身も、例えば自宅で「ご主人様いらっしゃいますか?」というセールスの電話を受けたり、男性と一緒にいると重要なことはすべて男性のほうを向いて話されたり……と、まるで意思決定をすべき人間ではないというふうに扱われた経験は枚挙にいとまがありません。
仕事でも「何度も連絡をしているのにコールバックや返信がこない」「約束を反故にされる」「打ち合わせ済みのことを忘れたと言われる」など、自分の男性の上長には絶対にしないことを取引先にされて、明らかに「舐められているな」と感じたこともあります。
抗議をしたいところではありますが、いくら冷静に論理的に伝えたところで、相手が非を認めるとも限らない。いったん認めたところで、改善されるどころか恨みをかうことも考えられます。
特に相手が取引先の場合や、仕事上の人脈を広げようと参加した勉強会や会合の席だった場合、自分の会社の上長とつながっている場合などは、できるかぎり穏便に済ませたいところです。
そうでなくとも、世間はどこでつながっているかわかりませんから、グッと堪えることも多いでしょう。だからといって見下された態度を取られるのは気分が悪いし、仕事に支障をきたすこともありえます。
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