焼肉ライク、社長が炎上後にとった「最大の悪手」 原価めぐって本音ツイート、幕引きを図るも…
近年の「おひとりさま」需要を追い風に、フランチャイズ(FC)展開にも積極的で、2018年には中華料理チェーンの幸楽苑ホールディングスともFC契約を締結。
コロナ禍では多くの外食店が苦戦しているが、個食・黙食ブームに加え、焼肉店では珍しいタッチパネルでの注文形式や、席ごとの無煙ロースターで換気できることなど、圧倒的な利便性を武器に、その勢いを増している。
また、期間限定で行われた「すき焼ライク」のように、1人1台のロースターを軸に、あらたな商品開発にも取り組んでおり、多くの外食ファンを驚かせている。
そんな立志伝中の有村氏、ツイッターアカウント開設は2010年と古いが、今年に入って、その存在感を強めた。7月に、フィットネスジム通いをするユーザーに対して、焼肉にサラダ(ごはんでも可)、プロテインドリンクをセットにした、サブスクリプションサービス(月額課金)に興味があるかと問いかけ、3万もの「いいね」を獲得。得られた反響をもとに、一部店舗で「焼肉フィットネス」としてメニュー化された。
「イラッとしました」投稿がプチ炎上
その後も商品紹介とともに、経営哲学をツイートする有村氏。そんななかで投稿されたのが、「『焼肉ライク行くよりスーパーで買った肉を家のフライパンで焼いた方が安いんだよな…』というつぶやきがイラッとしました笑」とのツイートだ。
無煙ロースターの設置費用や、調理・後片付けといったスタッフへの給料を理由にあげて、価格設定への理解を求める内容となっている。
続くツイートでは「イラッとしてないですよ笑」とトーンを和らげつつ、焼肉を通じてイノベーションを起こす目的に向けて、「まだ価値を感じてもらえてないレベルだということです。ただプライドをもって変えていきます」と決意を新たにした。
しかしながら、これらの投稿に対して、ツイッターユーザーの風当たりは強かった。「そこまで腹を立てる意味がわからない」「店舗で食べたいと思わせるのが仕事なのでは」「イラっとしました、のあとの笑にイラッとした」「思っても、言わないほうがいいことなのでは」といった、安さや原価とは関係のないものも含む、さまざまな角度からの批判が寄せられた。
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