奨学金「調べる学生」「調べない学生」に生まれる差 返済額が「百万円以上」少なくなる納得の理由

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「母子家庭のハンディ」は奨学金だけでは埋まらない?

B:自分も病院以外にも給付型の奨学金があることは知らなかったです。やっぱり、事前に奨学金について、知っているのと知らないのとでは、大学生活が大きく変わるんですね。

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C:母子家庭の私からしてみれば、正直親の年収はそれなりにあるのに、給付型の奨学金をもらえるのは驚きでした。何事も知っておくことは大事なんですね。ちなみに、Aさんは私と同じ母子家庭ですが、高校でも奨学金は借りていたんですか?

A:僕は高校時代から高等学校等就学支援金と、高校生等奨学給付金をもらっていました。当然それには感謝していますが、結局「母子家庭のハンディ」は奨学金だけでは埋まらないと思うんです。

千駄木:それは、いわゆる「学習塾に行けなかった」ことなど、教育費をあまりかけられなかったため、周囲と感じるギャップですか?

A:僕は地元の公立の進学校出身なのですが、学校では教師による勉強のフォローはしてもらえずに、毎日ただただ学力テストでした。 だから、勉強のフォローが足りないと思った友人たちは、みんな予備校に通い始めるのですが、母子家庭の僕にそれは金銭的に無理でした。バイトも禁止でしたしね。一部の予備校には「特待生制度」もありましたが、それは東大や京大を目指す人しか入れてもらえませんでした。

C:母子家庭って、何をやるにしても誰かのサポートが必要ですよね。私の場合は母方の親戚が近所に住んでたから、みんなに助けてもらえましたけど、「教育費の経済的格差」というのは高校生でリアルに感じました。

本連載「奨学金借りたら人生こうなった」では、奨学金を返済している/返済した方からの体験談をお待ちしております。お申し込みはこちらのフォームよりお願いします。奨学金を借りている/給付を受けている最中の、現役の学生の方からの応募も歓迎します。
千駄木 雄大 編集者/ライター

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せんだぎ・ゆうだい / Yudai Sendagi

編集者/ライター。1993年、福岡県生まれ。奨学金、ジャズのほか、アルコール依存症に苦しんだ経験をもとにストロング系飲料についても執筆活動中。奨学金では識者として、「Abema Prime」に出演。編集者としては「驚異の陳列室『書肆ゲンシシャ』の奇妙なコレクション」(webムー)なども手掛ける。著書に『奨学金、借りたら人生こうなった』(扶桑社新書)。原作に『奨学金借りたら人生こうなる!?~なぜか奨学生が集まるミナミ荘~』がある。毎月、南阿佐ヶ谷トーキングボックスにて「ライターとして食っていくための会議」を開催中。

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