対人関係で失敗する人はユーモアをわかってない 4つのタイプで整理する「人のおもしろさ」の深み

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 最新
拡大
縮小

いずれにしても、みずから即興コメディーをやる人(ぜひやるべきだと助言された人も含む)や、披露宴の乾杯の挨拶がうまいと評判の人(つまりは心のこもった、愉快なスピーチができるということ)、あるいはパーティーからの帰り道、笑いすぎて頬の筋肉が痛くなるという人はマグネットにあてはまる可能性が高いようである。

◆スナイパー(攻撃的・さりげない)
<スナイパーは鋭くて皮肉っぽい、さりげないユーモアを好む。笑いを取るためなら、一線を越えるのも恐れない。みずからのユーモアを「手練の技」と表現するーー誰もが習得できるものではないというわけだ。>(52ページより)

スパイパーの特徴は、語り口が小声でそっけないこと。そしてこのタイプは、大勢の人たちと一緒にいるとき、じっくりと様子を窺ってから行動に出るのだという。しばらくじっと黙っているが、じつはその間に気の利いたジョークを練っているというわけだ。

その場に合わせてタイプを切り替える

そんなスナイパーなのだから、簡単に笑ってくれると思うべからず。スナイパーを笑わせるのは、一筋縄ではいかないことなのだ。だから逆にいえば、彼らの笑いを取ることができた人は、大きな喜びを得ることができるかもしれない。

『ユーモアは最強の武器である: スタンフォード大学ビジネススクール人気講義』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

一発ジョークをぴしゃりと決めるのが好きで、一線を越えることも辞さず、みんなを煙に巻くタイプ。なかなか手強そうだが、そういう人はスナイパーに当てはまる可能性が高いわけである。

なお、これらのタイプは絶対的なものではなく、そのときの気分、あるいはその場の状況や顔ぶれによっても変わってくると著者は記している。

当然の話で、たとえば数名の親しい友人たちと一緒のときには、注目を集めたくて大声で辛辣なジョークを口にしたがる人も、大勢の人たちと一緒のときには、やや皮肉っぽいコメントをボソッと口にするだけだったりすることも考えられるのだ。

あるいは、家でパートナーと一緒にいるときには(わざとふざけて)ピリッと辛口のトークをする人も、職場でチームのメンバーと一緒のときには軽やかで明るいユーモアにとどめておいたりするかもしれない。

次ページユーモアのタイプは固定的なものではない
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT