対人関係で失敗する人はユーモアをわかってない 4つのタイプで整理する「人のおもしろさ」の深み

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だがそれは、「ユーモアを使って深刻な問題を軽視しよう」ということでは決してない。そうではなく、たとえ深刻な問題があったとしても、ユーモアの力を借りて前進することこそが大切なのである。

<大変な仕事に取り組むなかで、ふと陽気な瞬間が訪れるーーそんなとき、私たちは意義を見いだすのだ。>(「序文――ユーモアが私たちを人間らしくする」より)

ユーモアにはタイプがある?

いうまでもなく、人のおもしろさは千差万別。「どういうとき、どんなジョークをぶちまかすか」「ユーモアを発揮するためにいちばんしっくりくる方法はなにか」というようなことには、当然ながら個人差があるのだ。

そこで、スタンフォード大学ビジネススクールで教鞭をとるふたりの著者は、「ユーモアのタイプ」を究明するべく6年の歳月をかけて実験を行ってきたのだそうだ。そしてその結果、ユーモアのタイプが明確に浮かび上がってきたのだという。

それは、「スタンダップ」「スイートハート」「マグネット」「スナイパー」の4タイプ。自分にとってしっくりくるユーモアのタイプを理解することによって、ユーモアをより絶妙に、堂々と使えるようになるというわけだ。

4つが、それぞれどのような性質を持っているかを確認してみることにしよう。

◆スタンダップ(攻撃的・表現力豊か)
<スタンダップは天性のエンターティナー。笑いを取るためなら、少々事を荒立てるのもいとわない。人前に出るといきいきするタイプで、大勢の人たちと一緒のときは、たいていジョークを飛ばしている。>(49ページより)

「いるいる、そういうタイプ!」と頷かずにはいられないが、つまりは“陽キャ”ということになるのだろう。ジョークにしてはいけないネタなどほとんどないと思っており、平気で悪態をついたり、毒のあるユーモアやあるふざけや自虐ネタも堂々と披露したりするのがこのタイプ。

「面の皮が厚いので、自分もジョークを飛ばすかわりに、ジョークのネタにされても気にしない。むしろネタにされるのは、愛情表現だと思っているくらいだ」と、著者はものすごい表現を用いて彼らを分析している。だとしたら、スタンダップはほとんど敵なしであるともいえそうだ。

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