対人関係で失敗する人はユーモアをわかってない 4つのタイプで整理する「人のおもしろさ」の深み

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事実、「世界はわが舞台、少しくらい威厳(や他人の機嫌)を損なってもかまわない」と思っている人は、スタンダップにあてはまる可能性が高いらしい。明らかに私はあてはまらないが、そこまで堂々としていられるのだとしたら、ちょっとうらやましい気もする。

◆スイートハート(親しみやすい・さりげない)
<スイートハートはひたむきで誠実なタイプで、さりげなく振る舞うことが多い。よく練った控えめなユーモアを好む。その場の思いつきでジョークを飛ばすのではなく、スピーチやプレゼンテーションのなかに、くすっと笑わせるようなセリフを織り交ぜるのだ。>(50ページより)

スイートハートは、朗らかで感性が豊か。したがって相手の感情を傷つけてしまうような危険を冒してまで、人をからかったりするようなことはないようだ。だから、自分がからかいの対象になるのも好まない。

ユーモアをどう使うか

それよりも重視するのは、まわりの人たちを元気にさせ、みんなを結びつけるための道具としてユーモアを用いようという発想だ。

明るいユーモアが好きで、注目を集めることに興味がなく、よく考えてからものをいうほうが好きな人は、スイートハートにあてはまる可能性が高いと著者はいう。

◆マグネット(親しみやすい・表現力豊か)
<マグネットはいつも上機嫌で、みんなのムードを盛り上げる能力に長けている。つねにものごとをポジティブにとらえ、人なつこく、明るい態度を失わない。物議を醸したり、人を動揺させたりするようなユーモアは避けながら、カリスマ性を発揮している。>(51ページより)

マグネットの話し方はいきいきとしており、まるでドタバタ喜劇のように、ものまねや人まねも柔軟に駆使する。「おバカなジョークを飛ばしながら、おかしすぎて自分で大笑いしてしまう」こともあるそうだが、いますよね、そういうタイプ。

すばらしいのは、ほかの人がジョークを飛ばしたときにも、やっぱり大笑いすることだ。フラットな感性を持っているのかもしれない。

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