GAFAM「生んだ米」「生めなかった日本」の決定差 バブル崩壊後、積極的な産業育成が行われず

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GAFAMが急成長したアメリカと、日本の違いとは(写真:Olivier Le Moal/PIXTA)
「老後2000万円問題」「社会保障費の増大」「円安」「高校での金融教育の必修化」……不安にさせる経済トピックに欠かない今日この頃ですが、とはいえ、今まで経済について目を背けていた人にとっては「よくわからないことだらけ」なのも事実でしょう。
ではまず最初に知るべき、経済トピックスとは? 経済キャスター・ラジオDJで、音声プラットフォーム・Voicyではフォロワー8.3万人の配信者でもあるDJ Nobbyさんの著書『実は大人も知らないことだらけ 経済がわかれば最強!』から一部抜粋・再構成してお届けします。

GAFAMが急成長できた2つの理由

近年の世界経済を語る上で、情報技術産業を抜きに考えることはできなくなりました。中でもGAFAM(ガーファム)と呼ばれるようなアメリカの大手IT企業群は「プラットフォーマー」として我々の生活の基盤を支える存在にまでなっています。これらの企業が世界経済の中で担う役割は日に日に大きくなっています。

GAFAMとはIT企業の雄であるGoogle、Amazon、Facebook(現Meta)、Apple、Microsofの頭文字を取った呼び名のこと。

GAFAMの成長と、それが世界経済に及ぼす影響、そして今後の課題について考えていきましょう。

GAFAMがここまで急成長できた背景には、2つの要素が考えられます。
1つは「プラットフォーム力」。特にGoogleはその傾向が強く、ほとんどのネットユーザーが検索やGmailなどGoogleが提供するサービスを日常的に利用しています。

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