見栄え悪いパワポ、実は「フォント」で改善できる訳 ポイントは「書体」「メリハリ」「行間・字間」

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伝わるパワーポイント資料を作るポイントの1つが「フォント」です(写真:Jake Images / PIXTA)
せっかく時間をかけて作った資料なのに、なぜかわかりにくかったり、いまいちカッコ悪かったり、評価されなかったり……。そんな悩みを解決するパワーポイントの即効テクニックを、SNSにアップロードしたパワポ画像のわかりやすさと面白さが話題になっている“パワポ芸人”の豊間根青地(とよまね・せいち)氏が伝授します。
※本稿は豊間根氏の新著『秒で使えるパワポ術 一瞬で操作、一瞬で解決』を一部抜粋・再構成したものです。
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文字を見やすくするためにこだわるべきは「フォント」

「太字にできるゴシック体」を使え

文字を見やすくするためにまずこだわるべきは、フォントです。癖のある明朝体よりは、シンプルなゴシック体を使うといいでしょう。また、「太字にできるかどうか」が非常に重要です。

(筆者作成)

(外部配信先では図や画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

実は、フォントには太字にしたときに「太いフォントに入れ替わる」ものと、「周りに線を書いて太らせる」ものとがあります。必ず前者を使い、メリハリのある文字を作りましょう。

(筆者作成)
とりあえず、游ゴシック

一般的なPCに標準で搭載されているフォントの中で「太字にできるゴシック体」という条件を満たすフォントはそれほど多くありません。おすすめなのは、游ゴシック、メイリオ、BIZ UDPゴシックの3種類。中でも游ゴシックは、上手く使うとあまり「パワポっぽくない」デザイン性の高い表現ができるためおすすめのフォントです。

(筆者作成)
互換性に要注意

ほかにも、今では商用利用可能なフリーの日本語フォントが多く存在します。Noto Sans JPやM+は中でもおすすめのフォントです。

ただし、「互換性」には注意しましょう。相手のPCにそのフォントが入っていないと、せっかくキレイに作ったのに相手のPCで見たらレイアウトがぐちゃぐちゃに……なんてことが起きかねません。PDF化してから送る、PPTファイルにフォントを埋め込むなどの工夫が必要になります。

(筆者作成)
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