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伝わる資料を作るコツである「グラフの見せ方」を伝授します(写真:shige hattori/PIXTA)
せっかく時間をかけて作った資料なのに、なぜかわかりにくかったり、いまいちカッコ悪かったり、評価されなかったり……。そんな悩みを解決するパワーポイントの即効テクニックを、SNSにアップロードしたパワポ画像のわかりやすさと面白さが話題になっている“パワポ芸人”の豊間根青地(とよまね・せいち)氏が伝授します。第3回は「グラフの見せ方」です。
※本稿は豊間根氏の新著『秒で使えるパワポ術 一瞬で操作、一瞬で解決』を一部抜粋・再構成したものです。
グラフの線はなるべく減らせ!
主役は視覚的情報
わかりやすいスライドを作るためには、主役を明確にして、脇役を弱めることが大事です。では、グラフの主役とは何でしょうか。それは「視覚的情報」です。棒グラフなら棒の長さ、折れ線グラフなら点の位置。これがグラフの「主役」であり、最も目立つべき要素です。
グラフにはいらない線が多い
しかし、ひとたびグラフ全体に目をやると、無駄な要素の多いこと。枠線や軸、目盛り線など、なくても伝わる要素が多いと、本来の主役である視覚的情報が目立ちません。
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(筆者作成)
(外部配信先では図や画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)
そこで、これらは大胆に削除してしまいましょう。
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(筆者作成)
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(筆者作成)
主役はちょっと強めても◎
「主役を強める」ではなく「脇役を弱める」のがスライドデザインの原則ですが、グラフにおいては主役を少々強めてもよいでしょう。
要素の間隔を狭めて棒の幅を広げる、「マーカー」で点の位置を強調するなどして視覚的情報を目立たせることで、より見やすいグラフにすることができます。
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(筆者作成)
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