円グラフはくせ者
突然ですが、問題です。下の円グラフに含まれる8個の要素のうち、最も割合が小さいのはどれでしょう。じっくり目を凝らせばなんとかわかりますが、ちょっと微妙ですよね。
 
では、棒グラフにするとどうでしょうか。「ルビー」が一番小さいことが一目瞭然ですね。
 
この違いは、われわれ人間が細かい「角度」の違いの判別を苦手としていることに起因します。「長さ」の違いは一目でわかっても、「角度」の違いを判別するのは難しいのです。
そのため、円グラフで複数の項目の大きさを比べさせるようなスライドは、聴き手にとって大きな負担になります。
 
円グラフが本領を発揮するタイミングは、基本的に1つしかありません。それは、「ある1つの要素が、全体に占める割合」を示したいときです。要素が1つだけなら、われわれ人間の目も違和感なく角度を読み取ることができるからです。
 





 
         
         
        
       
        
       
           
          
         
          
         
          
         
         
         
         
        












無料会員登録はこちら
ログインはこちら