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キャリア・教育 #生まれつきの才能は不要 東大「逆転合格」の作法

東大生が実践、知ると「読解力爆上がり」の簡単原則

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この文章もそうですが、「私たちはいつもこうしがちだ」という文章が出てくる場合がけっこうあります。「こんなことって、よくありますよね?」「多くの人がこう考えている」「こんな傾向がある」と。国語だけでなく、英語においても最初の段落で「always=いつもそうだ」とか「Most of us=多くの人がそうだ」とか「tend to=こう言う傾向がある」とか、そういう言葉が出てくることは多いです。

そしてたいていの場合、この文章の続きは決まって、「でも、実はそれは間違いかもしれない」と続くのです。

意外に思ってもらえる流れが必要

なぜ、そういう文が多いのでしょうか。それを説明するためにお聞きしたいのですが、みなさんはテレビでショッピング番組を見たことはありますか。あれには必ずパターンがあります。

「みなさん、こういうのでお困りですよね」「お子さんが全然勉強しないってお困りの人、多いですよね」「掃除機の音がうるさくって困るって人、多いですよね」「もう食器洗い乾燥機なんて全部同じ!と考えている人、多いんじゃないですか?」と。

その後で、「でもこの本を読めば大丈夫!」とか「でも、この掃除機さえあれば大丈夫!」みたいな流れになっていくわけです。ただ「この掃除機、すごいんです!」と言うだけではあまり効果がありません。多くの人から注目されるためには、多くの人が考えている流れと逆のこと、意外に思ってもらえるような流れが必要なのです。

文章もこれと同じです。なぜ「私たちはいつもこうしがちだ」という文章が出てくるのかというと、そのあとで「でもそれって間違っているんですよ!」とか「それって実はこうだからなんです!」とギャップのある説明を加えるためです。こうすることによって、著者は自分が説明したい概念が多くの人にとって有用で、意外性があって、意味のあるものだと理解してもらおうとしているわけですね。

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【接続詞に注目する】

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