
(写真:kunioh/PIXTA)
「人口が減ると経済は縮んでしまう。これを避けるには人口減少に歯止めをかけるしかない」。多くの人はこのように考えているようだ。
しかし私は、日本の人口減少をストップさせることはもはや不可能であり、残された道は、人口減少と共存して、人口が減っても国民のウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に満たされた状態)が高まるような経済社会を目指すことしかなく、そしてそれは十分可能だと考えている。
人口減少の影響
カギを握るのは、本当に人口が減ると経済は縮むのかどうかだ。この点については、日本経済全体としては「縮まない」という答えが出ている。日本の人口は2010年以降、継続的に減少しているが、10年と24年を比較すると、GDP(国内総生産)は実質で9.2%、名目で20.6%増えている。
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