現役東大生が伝授「東大行ける子」見抜く1つの質問 親や先生に知ってほしい学力以外に重要な資質

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東大受験に向いている人の資質について解説します(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力や抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当で、MBS/TBS系『100%!アピールちゃん』でタレントの小倉優子さんに大学受験の指導もする西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時には東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第16回は「東大受験に向いている人の資質」について、西岡氏が解説します。
この連載のほかの記事はこちらからご覧ください

「飢餓感」がない人に東大合格は難しい

僕は今、東大をはじめとする難関大学に合格したいと考えている人を支援する仕事をしています。いろんな学校にお邪魔して、勉強のモチベーションを上げて、各々が思い描く大学に行けるようにするための支援を会社として行っているのです。

そんな中で、親御さんや先生からよく聞かれるのが、こんな質問です。

「西岡さんが、東大に向いていると考える人の共通点ってなんですか?」

「この子は東大に行けるかもしれないと思う人の特徴ってなんですか?」

この質問に対する回答はもちろん、学力面での特徴が最初に考えられます。「こういう思考ができる生徒」「この科目の成績がこれくらいの人」などの基準が明確に存在しますから、それを答えとすることができます。

しかし、僕はもう1つ、学力以上に大事な指標があると思っています。それは何かというと「飢餓感」です。どんなに学力面で優れている頭のいい生徒でも、飢餓感がない人に東大合格は難しいと思うのです。

今日はこの、「東大受験に向いている人の資質」についてお話ししようと思います。まずは『ドラゴン桜』の主人公、桜木先生が職員の先生方に対して「学校なんて楽しくなくていいんだ」と語っているこのシーンを読んでみてください。

(外部配信先では図や画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

(漫画:©︎三田紀房/コルク)
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