「茎が緑のバナナ」がダイエットに大注目なワケ 懐かしい「あの健康法」は結局効果があったのか

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また、食後血糖値の上昇を抑制する効果も、〇〇ファーストの食材を食べてから、炭水化物などを摂るまで20〜30分ぐらい空ける効果があるといわれています。

ですが、食事を本格的に食べる30分前に、サラダだけを食べるとか、肉だけを食べるというのは、現実的ではないのではないでしょうか。

しかし、包丁も水洗いすらもいらないバナナだと、それが可能です。

バナナを食べてから外食する

たとえば、朝起きてしばらくしてバナナを食べて、朝食の用意をして、食べる。

『腸を整えたければバナナを食べたほうがいいこれだけの理由 医師も実践している本気の腸活』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ランチで外食する前に、デスクでバナナを食べてから出かけるといったことは、さほど難しくはないのではないでしょうか。

つまり、最も効果が期待できるタイミングで〇〇ファーストを行えるのが、バナナファーストではないかと考えます。

1つ注意してほしいのが、バナナファーストだからといって、ドカ食いしていいというわけではありません。バナナを食べる分、ご飯でしたら、1/2膳程度、食パンなら半分量など炭水化物を減らすことをおすすめします。満足感の高いバナナを食べていれば、さほど無理を感じないと思います。

また、先ほど述べたように、腸活には、1日にバナナ2本がいいという結果が出ていますので、3食のうち、2回、バナナファーストを試してみてはどうでしょう。

バナナは、ダイエット効果、腸活効果だけでなく、体の老化を防いだり、集中力や運動効果を上げる栄養素も含んでいたりしますので、ダイエットにプラスされて、さまざまな健康効果を期待できるのではないでしょうか。

小林 弘幸 順天堂大学医学部教授、日本スポーツ協会公認スポーツドクター

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こばやし ひろゆき / Hiroyuki Kobayashi

1960年、埼玉県生まれ。87年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』、『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(アスコム刊)などの著書のほか、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)や「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBSテレビ)などメディア出演も多数。

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