「茎が緑のバナナ」がダイエットに大注目なワケ 懐かしい「あの健康法」は結局効果があったのか

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岐阜大学応用生物科学部食成分機能化学研究室が行った実験によると、バナナが成熟していくにつれて、レジスタントスターチの含有量が減少したという結果が出ています。全体が青めのバナナのほうが、レジスタントスターチは豊富ですが、おいしさと手に入りやすさを考えれば、グリーンチップのバナナがベストです。

私は、このグリーンチップのバナナを、食物繊維とハイパー食物繊維「レジスタントスターチ」を毎日摂取するのに適した、「ファイバー(食物繊維)バナナ」と名付けました。茎まで黄色くなったからといって、腸活効果がなくなるわけではないですが、グリーンチップのバナナをスーパーで見かけたら腸を整えて「やせ体質」にするチャンスだといえます。

「朝バナナダイエット」の欠点を補うダイエット法

ここまで説明してきた「朝バナナダイエット」ですが、気がかりな点もあります。1つは、朝食がバナナだけなので、栄養の偏りが心配だということと、朝がバナナだけということで、ついついお昼にドカ食いしてしまう危険性があることです。

そこで、同じバナナを使ったダイエットでおすすめなのが、「バナナファースト」です。

ベジファーストやミートファーストという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。それとやり方は一緒で、食事の前にバナナを食べるというもの。3食きっちりと摂るので、栄養の偏りも、空腹によるドカ食いの危険性も少なくすみます。

バナナは食べごたえがあり、満腹感を得やすく、適度な甘味で満足度も高くなるため、さほど無理なく、カロリーや糖質の高い炭水化物の量が減らせます。

そして、食物繊維を先に摂取することで、食後血糖値の上昇を抑えられます。

なにより、手軽に食べられるので、外出先などでも実践しやすく、さらに効果が最も期待できるタイミングで取り入れやすいのです。

普段の食事でも、食べてから満腹感を覚えるまで、時間がかかると思います。ですから、満腹感を覚えて食べすぎを防止するためには、バナナを食べてから、本格的に食事を摂るまで、できるだけ時間を空けたほうがいいのです。

食事の内容によっても違うでしょうが、もう満腹だと感じるまでには、大体20〜30分かかります。

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