シエンタは、先代の2代目が2015年発売。2018年9月のマイナーチェンジでフロントフェイスなどを変更し、よりアクティブ感あるスタイルに生まれ変わった。それに対し、3代目となる新型は、先代のややシャープなイメージとは異なり、全体的により親しみやすいスタイルへ変更された。さらにフレンドリーな印象となったフェイスデザインや、全体的により四角くなり、角が丸くなったボディ形状などは、「シカクマル」というコンセプトに基づく。また、ボディサイドには大型のプロテクションモールを配し、家族が「気兼ねなく使えるツール」としてのイメージを演出している。
ちなみにSNS上では、新型シエンタに対し、「シトロエン『ベルランゴ』やルノー『カングー』のような、欧州製ミニバンのようなデザインになった」との声もあるようだ。一般ユーザーのこうした反応は、おそらく新型シエンタの外観デザインに対し、親しみやすさだけでなく、どこか洗練されたイメージも感じるからではないだろうか。
新型シエンタのラインナップは、7人乗りの3列シート車と、5人乗りの2列シート車を設定。1.5Lのガソリン車が2WD(FF)のみ、ハイブリッド車には2WD(FF)と電気式4WDのE-Fourを用意する。
グレード展開は、ガソリン車とハイブリッド車それぞれに、ベースグレードのX、中級グレードのG、上級グレードのZの3タイプを設定。なお、先代モデルでは、3列シート・ガソリン車の4WDは6人乗りだったが、新型ではほかのタイプと同様に7人乗りとなった。また、先代の5人乗り2列シート車は、「シエンタ ファンベース」の名称だったが、新型ではすべてシエンタの名称で統一している。
フリードのプロフィール
一方、現行のフリードは、2016年に登場した2代目で、2019年10月のマイナーチェンジで現在のスタイルに変更された。ラインナップには、6/7人乗り3列シート車に加え、5人乗り2列シート仕様の「フリード+」を用意。1.5Lのガソリン車とハイブリッド車があり、それぞれに2WD(FF)と4WDが設定されている。
グレード展開は、ノーマルスタイルのGと、近年のSUVブームに対応した外装などを装備した「クロスター」を、フリードとフリード+それぞれに設定。2022年6月の一部改良では、特別仕様車「ブラックスタイル(BLACK STYLE)」も追加された(同時にベースグレードのBは廃止)。
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