「7代目シビックタイプR」遂にベールを脱いだ全貌 499万円は買いか?電動化前夜の完成形へと向かう

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FL5型シビックTYPE R
「シビックTYPE R」として7代目となるFL5型(写真:本田技研工業)

ホンダファン待望のこの日が、ついにやってきた。2022年7月21日にワールドプレミアされた「シビック TYPE R」が9月1日、ついに正式発表されたのだ。発売は9月2日となる。

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ご存じのとおり、TYPE Rはホンダのスポーツモデルの中でも、特に際立った性能を持たせた究極のスポーツモデルだ。1992年に「NSX TYPE R」が登場したのを皮切りに「インテグラ」、そして「シビック」にラインナップ。特にシビック TYPE Rは、1997年の「EK9型」の登場以来、今回の「FL5型」で通算7世代目となるホンダに欠かせないモデルとなっている。

数値以上のドライビングプレジャーを追求

「スポーツモデルの本質的価値である『速さ』とちい、官能に響く『ドライビングプレジャー』が両立する究極のピュアスポーツ性能を目指しました」という新型シビック TYPE Rは、2.0リッター「VTEC」ターボエンジンを搭載。先代からの踏襲となるエンジンだが、ターボを刷新するなどして、最高出力が243kW(330PS)に、最大トルクは420Nmへと向上した。

さらに、単に数値だけを追うのではない、TYPE Rらしい進化が各所に見られる。たとえば、冷却性能を向上するためにフロントグリル開口部を大きくし、ラジエーターの有効開口面積を48%拡大。同時に、グリル開口部から取り込んだフレッシュエアをラジエーターに効率よく通し、ボンネットのフードベントへと排出するようエアフローレイアウトを設計し、排熱と空力性能の双方を追求している。

空力性能も追求されたエクステリア
空力性能も追求されたエクステリア(写真:本田技研工業)

また、エンジンECUの駆動力制御マップのチューニングにより、エンジンレスポンスを向上させ、より早期にトルクが立ち上がるようにしたという。ホンダは「まるで足裏に吸い付くようなアクセルワークを追求するため」と説明する。

エンジンサウンドについてもチューニングが図られ、回転上昇時の中周波音を増強し、迫力ある排気原音に。また、サイレンサーの中央配管に「アクティブ・エキゾーストバルブ機構」を新たに採用して、エンジン出力向上と迫力あるエキゾーストサウンドを両立している。

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