人生うまくいく人は「やる気」を絶妙に操っている 目標達成までのモチベ維持に必要な4つの視点

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② 自分を疑うことを新習慣にする

何かの目標を達成するには、目標を宣言したほうがいい、と聞いたことがある人も多いかもしれません。しかし、実はそれは逆効果である可能性があるので、今日からその考えは捨ててください。

宣言するのではなく、自分を疑う問いかけをしたほうが、目標達成率が高くなることが科学的な研究でわかっています。

イリノイ大学の研究で、自分の考え(目標)に対して、ポジティブな思考で語りかけるよりも、疑問形をぶつけたほうが、事前の準備、段取りがうまく行くことがわかりました。

何かを始めるのに、事前の準備と段取りがうまく行くなら、当然継続する確率も高くなります。

なぜなら、例えば、夏に向けてダイエットするぞ!と宣言するのではなく、「夏までにダイエットすることができるだろうか?」とすることで、現実的な解決策を考えるようになるからです。

目標を宣言するのではなく、疑問形にすることによって現実的な道筋を考え(難易度の適切化)、事前の準備と段取りがうまくなる(誘惑プランニング)のですから、今回お伝えした要素をすべて実行できるようになると言えます。

目標は宣言するのではなく、自分に疑問形にして目標を投げかけてみる。これを新習慣にすることをオススメします。

頼るのは「やる気」ではなく「メカニズム」である

『神モチベーション 「やる気」しだいで人生は思い通り』(SBクリエイティブ)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

多くの人が何か行動を起こすのに、必要なのは「やる気」だと勘違いをしています。しかし、重要なのは「やる気そのもの」ではなく、やる気が起こるメカニズムを導入することです。

やる気が起きるメカニズムを理解し、実践すれば、いつ起きるかわからないやる気に頼ることもなくなり、思いどおりに自分を動かしやすくなります。2022年下半期は3日坊主を卒業したあなたになれるよう応援しています。

星 渉 著作家、経営コンサルタント

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ほし わたる / Wataru Hoshi

著書累計7冊45万部。株式会社Rising Star代表取締役。1983年仙台市生まれ。大手企業で働いていたが、東日本大震災に岩手県で被災。生死を問われる経験を経て「もう自分の人生の時間はすべて好きなことに費やす」と決め、2011年に独立起業し、心理療法やNLP、認知心理学、脳科学を学び始める。それが原点となり、個人の起業家を対象に「心を科学的に鍛える」を中心に置いた独自のビジネス手法を構築。『神メンタル』『神トーーク』(ともにKADOKAWA)は25万部突破のベストセラーに。

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