最後は、「『先生や師匠』がいなくても学べるか」ということです。
「日本人って先生病なんですよね」と言われるほど、多くの日本人は、学ぶときは、お師匠さんについたり、修業したりしないといけないと思っています。
しかし、いまはインターネットもあるし、何だって自分で学ぼうと思えば、お師匠さんがいなくても、修業をしなくても学ぶことはできます。
「独学力の高い人」は、他人に頼ることなく、自分で学び方を探し、成功へとつなげていくことができます。
変化の激しい時代は「自律的なキャリア形成」が必須
キャリアラボでの研究成果をもとに、2000年に『キャリアショック』(東洋経済新報社)を出版しました。
「キャリアショック」とは、私が提唱した概念で、自分がそれまで積み上げてきたキャリア、自分の思い描いてきたキャリアの将来像が、予期しない環境や状況の変化により短期間のうちに崩壊してしまうことをいいます。
しかし、変化の激しい時代に生きるビジネスパーソンにとって、「キャリアショック」の危機的状況に陥るリスクがいまや完全に現実のものとなり、「自律的にキャリア形成していく必要性」がますます高まっています。
今一度、「独学」の学びのスタイルを見直して、変化の激しい時代にも対応できる「プロフェッショナルな人材」になってほしいと、長年、キャリア論を研究をしてきた筆者として、強く願っています。
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