スタバが“透明感あるコーヒー"を出した深い意味 中目黒「ロースタリー」開業3年、圧倒的支持の訳

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スターバックス リザーブ ロースタリー 東京の店内
ロースタリー「ティバーナ」に置かれた石臼と抹茶のディスプレー(筆者撮影)
スターバックス リザーブ ロースタリー 東京の店内
施設内にはコーヒー焙煎機も展示されている(筆者撮影)
スターバックス リザーブ ロースタリー 東京の店内
ロースタリー3階の「アリビアーモ バー」(写真:スターバックス コーヒー ジャパン)

長い行列から、待たずに入れる施設になった

開業当初は一大ブームを呼び、当時は最大で“6時間待ち”の時もあった「ロースタリー」――。それがコロナ禍での営業自粛、営業時間短縮などを経て、多くの人が店に殺到する観光名所という時期は過ぎた。今回も並ばずに入店でき、空いているテラス席も楽しめた。飲食を楽しむには、現在のほうが心地よいだろう。

「ここに来るのは4~5回目です。自転車で来られる場所に住んでいるので、時間が空くと1人で訪れます」(20代の女性)

最近はこうした地元在住者の立ち寄りも目立つ。使われ方も多様化している。

ただし同施設は、いわば「テーマパーク」だ。通常の店とは店内から見える景色がまったく異なり、ドリンク+フード+スイーツを注文すると3000円前後もする。カフェの飲食としては高いが、テーマパークでの飲食と考えれば納得できるかもしれない。

「お客さまには非日常空間として、ちょっとウキウキする時間を感じていただければうれしいです。働くメンバーにとっても、複合施設であり、さまざまな方が来られるロースタリーは新しいチャレンジの場所でもあります」(鈴木さん)

2015年からアメリカ本社の完全子会社となった日本法人のSBJだが、商品開発や接客サービスなどは以前と変わらず、親会社と意見交換しながら協業して行えるという。

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