スタバが“透明感あるコーヒー"を出した深い意味 中目黒「ロースタリー」開業3年、圧倒的支持の訳
8月の平日、「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」(以下ロースタリー。東京都目黒区青葉台)を訪れた。
「ロースタリー」の4階建ての建物は、桜の名所として知られる目黒川のほとりにある。さまざまな飲食体験ができる同施設は、2019年2月28日の開業前後は「東京に新名所誕生!」と各メディアが競うように取り上げた。筆者も何度か取材して記事にした。
今回は取材前に一般客としても利用してみた。入口で対応してくれた従業員と会話をする中で勧められたのが「コーヒーエイド」という冷たいドリンクだ。
この商品について同社は、「特殊な抽出方法を採用した透明感のあるコーヒーに〇〇(商品によって異なる)を加えたリフレッシュメント ビバレッジ」と説明する。
なぜ、“透明感コーヒー”を開発したのか。関係者に話を聞きながら考えた。
開発者は、世界大会2位のバーテンダー
「コーヒーエイドは5月27日にロースタリーで先行販売、6月10日より東京都・千葉県・大阪府にある11店舗のリザーブストア、リザーブバーで提供しています。夏のお勧め商品ですが、9月以降も期間限定で提供する予定です」
開発者であるスターバックス コーヒー ジャパン(SBJ)の石村正樹さん(商品本部 コーヒー&ビバレッジ部 サイレンリテイルビバレッジ商品開発チーム)はこう話す。その経歴はユニークだ。
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