夏休みに実践!「自信ない子」が変わる凄い声かけ 親の意識と普段の行動で子どもの表情に変化

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子どもの自信を育てるには(写真:nonpii/PIXTA)
世間的には夏休み。感染拡大の状況や記録的な暑さもあり、家の中で何かとお子さんと過ごす時間が多くなりがちなのではないでしょうか? そこで今回は、「声かけ変換表」がTikTokで14万回再生され話題の大場美鈴さんの著書『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』から、お子さんの自信を育てる「ほめ方」をピックアップしてご紹介。親の意識と普段の声かけを少し変えるだけで、お子さんの表情は次第に変わってくるはずです。

ほめラインを下げる

お子さんをほめる前に、まずは親である自分の「ほめライン」を下げる意識の変換からはじめてみましょう。

最初は「無事に生まれてくれてありがとう」だったのに、いつの間にか「コレができたら、アレも。アレができたら、ソレも」と、つい欲張ってしまうのが親なのでしょうね。

加えて、何ごとも子どもがある程度できるようになると、いつの間にか「これくらいできて当たり前」と感じられて、毎日の何気ないがんばりが見えにくくなりがち。

でも、もしもパパが「帰ったら夕飯できてるのが当たり前」なんて態度だったとしたら、「作ってやるだけでも、ありがたいと思え!」って思うでしょ?(笑)

子どもだって、きっとそうです。学校に行ったり、宿題をやったり……こんな、一見「やって当然・できて当たり前」に思える、何気ないがんばりや見えない努力に親が気づいて、「よくがんばったね」と認めるだけでも、ずいぶん違います。

すでに毎日の生活のベースになっているがんばりは見落とされがちですが、誰かがそれに気づいてくれるだけで、少しは報われた気になるのは、親も子も同じではないでしょうか。

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