意外な盲点「根拠ある健康情報」も実は疑うべき訳 お茶のカテキン「血管の病気を防ぐ」は本当?

世の中にあふれかえっている健康情報
「血管に良い食べ物は○○」「血圧の高い人は○○を避けよう」「血糖値を下げるには、○○を食べましょう」など、健康にまつわる情報は世の中にあふれかえっています。一般の人にとっては、どの情報も同じウエイトで入ってきてしまうので、いったいどれが自分にとって必要な情報なのかわからず、振り回されてしまいがちです。
自分の体に合った食べものを選択するには、こうした世の中にあふれかえった情報のなかから「正しいもの」を選ぶ術を身につけることも欠かせません。
例えば「お茶が血管の病気を予防する」という情報を聞いたとしましょう。「へえ」と思う前に、まずは「エビデンス(科学的根拠)があるかどうか」を気にしてほしいのですが、そもそもどういう情報であれば、エビデンスのある情報といえるのでしょうか。
次のような情報があったとします。どう感じますか。
「お茶にはカテキンが豊富に含まれていて、カテキンには抗酸化作用があるので血管の老化を防いでくれます」
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