「鼻ほじ」「汚部屋」男性と結婚した女性たちの心理 婚活で究極の選択を迫られた彼女らはそのとき

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部屋がゴミだらけで臭い、人前で不潔な行動をする、といった男性を選んだ女性たちの背中を押したものとは(写真:Ushico/PIXTA)

結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は部屋がゴミだらけで臭い、人前で不潔な行動をする、といった男性を選んだ女性たちの背景、思いをご紹介します。

年収2000万円と500万円の2択に

30代半ばのバツイチ女性・真由さん。前の夫は医者で経済的には何1つ不自由はありませんでしたが、モラハラを受けていました。つねに「お前」呼ばわりされ、腹部の激痛に見舞われて「救急車を呼んで」と頼んだときには、「俺は明日朝早いからもう寝る。自分で呼べよ」と言われたそうです。

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義母も強烈で、たびたび夫婦のマンションに来ては勝手に冷蔵庫を開けるなどして細かくチェック。あげく「うちの息子が粗末にされて……」といわれのない文句を言っては嘆いていたそう。そんな結婚生活に疲れて、子どもがほしかったのにできなかったこともあり、離婚しました。

真由さん自身は保険の営業職で年収800万円。自分のマンションを所有しています。生活力は十分あるのですが、「それでもやっぱり高収入の医者と結婚したい」と懲りずに医者を狙って弊社に入会しました。希望に沿って医者を中心に探し、最終的に2択になりました。

1人は40代の麻酔科医で年収2000万円。もう1人は5歳年下の一般的な会社員で年収500万円です。 麻酔科医は条件にぴったりです。ただ、前夫と同じように親の影がチラチラ見えていました。本人も「俺はもっと若い女からの申し込みがたくさんある」と、言う必要もない嫌なことをたびたび言ってくるのだそうです。「これでは前夫と同じことの繰り返しになるのでは……」と不安を抱いていました。

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