「鼻ほじ」「汚部屋」男性と結婚した女性たちの心理 婚活で究極の選択を迫られた彼女らはそのとき

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さらにもっと衝撃的なことも起きたそうです。

「一緒に歩いているとき、鼻の穴に人差し指を入れてたんです。それも第一関節までガッツリ! さすがに面と向かってではなく私が後ろを向いていたときだったんですが、その姿がはっきりとショーウィンドーのガラスに映っていました。そして、どうしたと思います? 鼻から出たモノを丸めて投げていたんですよ! 信じられます?」

凛子さんは葛藤しました。潔癖症で、1億円の広いマンションも隅々までピカピカに掃除をしている。そんな自分が、ナプキンの使い方も知らない、公衆の面前で鼻をほじる、そんな男性を夫として受け入れられるかどうか。

一方で、賢人さんは凛子さんにすっかりほれ込んでしまい、「どうしても結婚したい」と願うようになっていました。彼は彼女の家に遊びに行ったときに、ピカピカの豪華マンションを見て「こんなところに一緒に住みたい」と思ったそうです。

不潔な彼が取った驚きの行動

「早く結婚したい」という賢人さんに対して、凛子さんは踏み切れない理由を、「私は清潔好き。きれいできちんとした生活をしたい」と明かしました。

すると賢人さんは思わぬ行動に出ました。クリーニングサービスにアルバイトに行ったのです。

新聞記者という超多忙な仕事の合間を縫ってのアルバイトなので週に1回だけでしたが、ハウスクリーニングサービスで、お風呂の排水口からリビング、キッチンまで、家じゅう隅々まで掃除する方法を教えてもらって実践を繰り返しました。3カ月後、みごときれい好きに大変身し、凛子さんという伴侶を得ることに成功しました。

凛子さんはこれまでの婚活で、年齢がネックとなり苦戦していました。年収1000万円代の同世代男性で、30代後半女性でもいいという男性はなかなか見つからない、見つかったとしても性格や容姿、どこかしら難がある人でした。賢人さんも言ってみれば「不潔」という難がありましたが、不潔は変われるかもしれない。実際、賢人さんも凛子さんとの結婚のために大きく変わりました。

今回は衛生的に問題を抱えていた男性2人の例をご紹介しましたが、当然ながら女性でも不潔な人はいます。家の中はグチャグチャ、片付けられない。でも、外ではおしゃれに着飾っていて、パッと見はとてもきれいに見える。そんな女性もたくさんいますね。

植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

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