「鼻ほじ」「汚部屋」男性と結婚した女性たちの心理 婚活で究極の選択を迫られた彼女らはそのとき

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真由さんはまた心が大きく揺れました。麻酔科医はきれい好きだと言っていた。お金も十分ある。やはりそちらのほうがいいんじゃないか。でも、前夫と同じような相手を選んでいいのか……。

世の中、2回離婚する人が少なくないのですが、そういう方は以前の離婚理由についての分析をしていない人が多い。私は次のようにアドバイスしました。

臭すぎる彼にベタぼれしたワケ

「真由さんは経済的に自立されています。高収入の男性になにがなんでも頼らなければならないということはないですよね。陽太さんは真由さんのことを尊重し、大切に思ってくれている。

であれば、経済的に真由さんが引っ張っていけばいいのではないでしょうか。ゴミについても、真由さんが先生になったつもりで指導すれば、時間はかかるかもしれないけれどなんとかなるかもしれません。彼に『きれいにすることが結婚の条件』とはっきり伝えてみては?」

言われたとおりに彼に伝えると、次に自宅に行ったときには、ちゃんとゴミも捨てテーブルもきれいにして、カーテンもスッキリ洗っていたそうです。彼はもともとプライドが高いほうではないし、年上の真由さんのことの言うことを素直に聞いてくれるんですね。真由さんはそんな彼を見て結婚を決意しました。

2人そろって最後の挨拶に来たときは、手をつないでいらしてラブラブ。真由さんのほうがベタぼれの様子でした。結婚時は、シーツやカーテンなどの布類はもちろん、家具も食器も全部捨てさせて、持ち物は最小限の服だけ、スーツケース1個分にさせたそうです。服ももう一度真由さんが洗いました。「持ってきたスーツケース自体が臭かった」と笑っていました。

年収2000万円の医者から年収500万円の会社員と結婚となると、生活レベルはだいぶ変わります。以前のように友人にうらやましがられることもないでしょう。でも真由さんはこだわっていた見栄を捨て、「私が稼ぐ」と気持ちを切り替えました。真由さんも彼もお互いに捨てるべきものは捨てた「お掃除婚」と言えます。

外資系企業に勤める30代後半の女性・凛子さん。1億円のマンションを所有し、貯金は数千万円。容姿にも恵まれていますので、結婚相手に求める条件は「年収1000万円以上、同世代」と厳しめ。

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