永守重信氏「不安に襲われた時の考え方」が生む差 人生はだいたいプラスマイナスゼロなんだから

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一代で日本電産を世界的な企業へと成長させた創業者の永守重信氏(撮影:ヒラオカスタジオ)
たった4人で立ち上げた日本電産を一代で世界的な企業へと成長させた経営者・永守重信氏。その成功の裏には、どのような人生哲学と経営哲学があったのか。永守氏の生き方と仕事に対する基本的な考え方を氏の行動指針である「3大精神」から探り、どうすれば「志」と「夢」を実現することができるのか、その要諦を紹介する(本稿は、永守氏著『人生をひらく 困難に打ち勝つための原理原則50』の一部を抜粋・再編集したものです)。

挫けることなく、夢を見続けられた

今日は人生で一番よい日だった―─。私はそう思えるように日々を生きてきました。そして明日になればまた、「今日は人生で一番よい日だった」と考える。つまり、今日より明日、明日より明後日、今月より来月、今年よりも来年はもっとよくなるだろうと考えて生きてきたのです。

その考えは、28歳のときに「夢見る夢夫」を名乗って起業して以来、一切変わることなく、毎日毎日、自身の成長と会社の成長を夢見て、今日まで歩んできました。

なぜ、今日まで挫けることなく、夢を見続けることができたかといえば、それは「3大精神」を定めていたからに他なりません。人生観や職業観、経営観などは、100人いれば100通りあるのかもしれませんが、私の場合は創業以来ずっと「3大精神」を人生哲学として生きてきました。

3大精神の1つ目は、「情熱・熱意・執念」です。これはあらゆるものに優先する精神であり、事を成すための絶対条件です。

2つ目は、「知的ハードワーキング」。これは「時間」だけでなく、「知」においても並みの働きをはるかに超えるくらいハードワークをすれば、最後には必ず勝つという信念です。決して時間をかけなくても成功できるという意味ではありません。

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