予定を急に変えられるのが嫌な人へ
予定を急に変えられるのは、わずらわしいことですよね。予定が変わりやすい環境にいる方は、「予定は変わる」ことを前提にしつつ、どう終えるかに注目してみましょう。
習慣のような予定通りの行動では大脳基底核が、突発的なことには小脳が対応しています。大脳基底核によってつくられた習慣が乱されると小脳がその修正を行い、そのときにエネルギーが消費されますが、乱されることが前提になっていると、大脳基底核から小脳へのスイッチが速やかになり、エネルギーの消費を抑えることができます。
予定変更が「めんどくさい」のは、自分が最もパフォーマンスを発揮できる、「パーソナルテンポ」が乱されるからです。テンポを乱されたときは、「終わり」を意識することで脳を省エネしましょう。
脳が課題を遂行するときの特徴を調べた実験があります。画面のどこかにシグナルが出て、制限時間内に目標の数をタッチする課題です。実験参加者は、課題の前半では、まず「正確性」を重視します。中盤になると、「正確性」に合わせて「速さ」が重視されます。


















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