いかがでしょうか。親御さんが、ウルトラマンに興味がある子に対してそれをしっかり肯定して本を買ってあげたことが、高校生になるまで彼の勉強の後押しをしてくれていた、という話でした。
この漫画で語られているとおり、東大生は小さいころから「知りたい」ということをほめてもらった経験がある人が多いです。例えば、生物の勉強をしていて「えらい」とほめられたのではなく、鉄道の駅を覚えたりウルトラマンの名前を覚えたりというようなことをほめられた人が多いです。
「今でしょ」で有名な林修先生も、小さいころに紙芝居にハマっているときに祖父母からそれをほめられて絵本をたくさん買い与えられた経験が自分の読書習慣を作ってくれたと言っています。子どもがやりたいと思ったことが、勉強とあまり関係ないものだったとしても、肯定してあげる姿勢が重要なのです。
勉強と関係なく見えるものも、勉強とつながっている
そして勉強って、どんなものであっても意外とつながっていることが多いです。東大の授業では、メディア論の授業で「ゴジラをはじめとする特撮作品では、東京タワーなどの建物がたくさん壊されている。一方、アメリカのマーベル作品をはじめとする映像作品では建物が全然壊れない。この違いは一体どこにあるのか。もしかしたら日本と西洋の文化感の違いが出ているかもしれない」ということを勉強します。
国語のセンター試験ではここ数年、リカちゃん人形や妖怪ウォッチが題材になっている文章が出題されています。一見勉強と関係ないようなものでも、勉強とつながっている部分も多いのです。
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