50代の転身、経済の「ニッチ化」で大チャンス

シニアの独立・転職を成功に導く7つのヒント

50代でも、「独立・転職」のチャンスが広がっていますよ!(写真:xiangtao / Imasia)
 一般に難しいと考えられている50代以上の独立・転職だが、経済評論家の大澤信一氏によれば、「社会の構造変化に伴い、シニアのチャンスが拡大している」という。日本経済は「高付加価値化したニッチ市場」の集合体になりつつあり、さまざまな知識や経験を持つシニアの活躍の場が増えるというのだ。この傾向は、高齢化、IT化、グローバル化の進展で加速されており、「シニアの独立・転職が上手くいく時代が始まっている」と大澤氏は断言する。
 大澤氏はこのほど、こうした考えをまとめた『50代からの独立・転職は、あなたが思っているより上手くいく』(東洋経済新報社)を出版。同書の中で「(シニアの)独立・転職を成功に導く7つのヒント」を解説している。ここで、そのエッセンスを語っていただいた。

ヒント1.「時代の変化」に気づく

ケーススタディを基に、独立・起業・転職の成功要因を徹底分析。 日本経済の構造変化により急速に広がる「シニアのチャンス」を示すとともに、「50代からの独立・転職」を成功に導く7つのヒントを紹介する。

成功への第1のヒントは、私たちを取り巻く市場環境が大きく変わったことを認識することです。「時代の変化」に気がつくこと、と言い換えてもいいでしょう。

私たちの経済や社会は、真の意味で「成熟化」し、「情報化」が加速し、「グローバル化」の波が滔々(とうとう)と押し寄せています。このことが、シニアの人々に新しい活躍のチャンスを生み出し始めているのです。

そこで気がつかなければならないのは、私たちを取り巻く市場が、「高付加価値化した小さいニッチ市場」の集合体になっているということです。シニアで独立・転職を成功させた方々の多くは、「高付加価値化したニッチ市場」を活躍の場とされているのです。

ニッチ市場というと、すき間というイメージがあり、大きな市場の隅にある「特殊で小さい市場」という感じがするかもしれません。しかし、実際はそんなことはありません。現在の日本の経済を見れば、「高付加価値化した小さいニッチ市場」のほうが、市場全体をリードする役割を果たしているのです。日本の社会は、規格大量生産型の「マス市場」から「高付加価値化したニッチ市場」の集合体に構造転換しつつあるのです。

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