1日何度もToDoリストを見る人の仕事が遅い理由 成績TOP5%と残り95%の仕事のやり方の差

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・1つの課題を努力と根性で、1人で解決するパターン

・仕事の複雑さを理解し、適材適所で人を巻き込みながら解決するパターン

この2択であれば、後者の成功確率が高くなることは容易にわかるでしょう。

人を巻き込むには、高度なスキルが必要です。5%社員は、人を巻き込むコミュニケーションスキルを磨くことにも時間を費やしていました。巻き込み方のメソッドが確立できれば、より短い時間でより大きな課題を解決できるようになるからです。作業よりも、こうした時短の仕組み化に時間を費やすのも5%社員の特徴です。

やる気が削がれることは仕事から排除する

5%社員は、期限までに仕事を終わらせるために、タスク管理サービスのTrelloやMicrosoft To Do、Google Tasks、Notionなどを使って「いつまでに」「何をやらなくてはいけないか」を確認しています。

タスクマネジメントの一環として、すべてのメンバーがタスク管理ツールアプリを使って仕事を管理している組織もあります。しかしタスク管理は、やる気を下げるストレス要因にもなり得るものです。そこで、「やる気を削ぐものを避ける仕組み」が必要になります。

5%社員は、タスク管理ツールを見る頻度が95%社員より37%も低いことがわかりました。期限内にきっちりと仕事を終わらせるために、何度もToDo リストを確認しているかと思いきや、仕事中に1回、タスクが終わったときに完了ボタンを押すために1回の計2回ぐらいしか見ていないのです。

私は追われているタスクを忘れて周りに迷惑をかけることが怖いので、1日に3回も4回もタスクリストを見てしまいます。

しかし、5%社員の真似をして、「1日に2回しかToDo リストを見ない」というルールに変えたところ、5カ月経っても特に問題はなく、見えない不安に時間を費やしてしまっていたことに気がつきました。

5%社員はタスクを忘れないように、1日2回はToDo リストをチェックしていますが、それ以上チェックすると、自己肯定感が下がるとも捉えていました。期限つきの多くのタスクを眺めていると、精神的に追い詰められ、できていない自分を否定し、自己嫌悪に陥ってしまうことを理解していたのです。

そのため、必要以上にToDo リストを見たり、不安だからといって何度も確認したりすることはないそうです。

こうした自己嫌悪につながる可能性も排除できれば、不要な不安から逃れることもできるのです。

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