1日何度もToDoリストを見る人の仕事が遅い理由 成績TOP5%と残り95%の仕事のやり方の差
既刊『トップ5%社員の習慣』にも書きましたが、5%社員は、職場で座る時間が極めて短いです。職場デスクに座っている時間は95%社員より50%以上も短いのです。各部署に顔を出して誰かに積極的に話しかけたり、各部門を歩き回っていたりするからです。
そのため、喉が渇きやすそうですが、机の上にはドリンクが置かれていませんでした。オフィスに設置されたドリンクサーバー横の小さな紙コップ分、一口、二口程度の水分は置いてあるのですが、300ml 以上のドリンクは置かれていません。
また、在宅勤務の画像をいくつか確認したところ、5%社員は、机の上に500ml 以上のドリンクを置いていませんでした。自宅でもオフィスと同様に、一口、二口程度の水分を置いているくらいでした。
95%社員は、オフィス勤務でも在宅勤務でも500ml 以上のドリンクを置いていることが多かったので、5%社員の行動がユニークに思えました。しかし、5%社員は水分補給をしていないわけではなく、こまめに水分を補給しています。在宅勤務のときの5%社員は、むしろ水分補給をする頻度が高いのですが、机の上には水分を置かないのです。
この理由がわからずにモヤモヤしていた弊社のリサーチ担当は、29人の5%社員に追加ヒアリングをしました。すると、彼らは意図的に500ml 以上のドリンクを置いていないことがわかりました。
どっしりとドリンクを置いて仕事を始めてしまうと、立ち上がるきっかけがつかみづらく、さらに作業興奮で仕事をし続けてしまうことを恐れていたのです。
そして、「水分を補給するときは、立ち上がってキッチンや冷蔵庫まで行く」ということを習慣化していたのです。こうして5%社員は、オフィス・自宅問わずに自分を動かす仕組みを整え、時短にもつなげているのです。
贅沢キーボードで時短する
オフィスで仕事をする際は、パソコンやキーボード、マウス、デスク・椅子など、会社から支給された備品を使うことが一般的です。しかし在宅勤務になると、デスクや椅子、そして一部の備品などを自分で調達することになります。
職場で使っているノートパソコンを自宅に持ってきて在宅勤務する人もいますが、5%社員は、自分のお金でちょっとした投資を行っていました。
例えば、ノートパソコンに外部モニターをつけて、2つのディスプレイで作業効率を高めていました。
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